この教派は、16世紀の宗教改革時に活躍したカルヴァン(中学校や高校の歴史の教科書にも載っています)の神学をもとにしたプロテスタントの教派です。「聖書は誤りなき神の言葉、信仰と生活の基準である」と信じ、「聖書により常に自己を改革し続ける」教会であることを目標としています。


 日本キリスト改革派教会は日本基督教団から、旧日本基督教会内の十数名の者が、1946年に創立しました。創立に参加した人々は、いずれも堅い宗教改革の信仰を持っており、特に、歴史的に言って、改革者カルヴァンの信仰と神学によって立てられ、欧米において改革派または長老派と呼ばれる教会の中に形成された改革派信仰に養われた人々でした。

 現在では、教会数約130、会員数約9000名を数えており、全国に、北海道と東北を圏内とする東北、関東を圏内とする東部、中部地方を圏内とする中部、関西・中国・九州・沖縄を圏内とする西部、そして四国を圏内とする四国と五つの地域中会があります。

 この教派の特徴は、ウエストミンスター信仰告白とその大・小教理問答を信仰基準とし、また教会政治に長老主義形態を採用していることです。信徒は、神の栄光を表し、永遠に神を喜ぶことを人生の主な目的として、信仰のみならず、学問・生活などの面でも旧新両約聖書の教えを規範として、その実現を期しています。